秘書の起源

秘書という職業はどうしてうまれたかご存じでしょうか?
中国では昔、読んで字のごとく、秘密の書物のことを指していたようです。

その秘密の書物「秘書」を取り扱う人のことを「秘書監」と呼んでいました。

日本の秘書史上で著名なのは、稗田阿礼(いえだのあれ)という方で、天武天皇(673~680)に直接仕えていました。
この方が、日本における、秘書第一号といわれています。

この頃は、文章を記録することに重きを置かれていたため、文章に秀でた人物が登用されたといわれます。

また、このころから天皇に直接仕えるという、とても重要で、秘匿性の高いポジションであるがゆえに、信頼関係が築かれていた近臣から秘書を選んだとされています。

歴史を紐解くと、当時の秘書は高度な教養をもち、人間力豊かで学問に長け、語学力や多方面にわたる博識、抜群の文章力を持ち、そのポジションについていたと推測されるとか。

背筋が伸びる思いです!!

秘書という仕事は、つくボスや会社によって、さまざまな種類の需要(仕事)があります。
そのため、「秘書とはいったい何なのか」と迷子になることもしばしば。。。
しかし、歴史を知ると、共通点が見えてきます。

それは、上下関係ある所に秘書あり!ということだと思うのです。

それはどうしてなのか。
そんなことを考えると、秘書としての立ち位置がクリアになるような気がします。

今、ネットにあふれている「秘書の仕事」や「秘書の適性」なる情報を繰るのもいいのですが、歴史や起源を知ることで、秘書という仕事がまた違った視点で、深く考察できますね。

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